解決スキーム
Cさんは、せっかく念願かなって手に入れた自宅をどうしても手放したくないと希望されました。但し、借金は整理したいとのことでした。
こういった場合は、通常ご親戚・縁者の中から協力者を見つけ出し、自宅を任意売却で協力者に購入してもらい、その後、賃貸にて家賃を払い自宅に住み続けるという方法があります。
債権者には堂々と『親戚で買ってもいいと言うものがいます』と申し出て構いません。
債権者との関係が冷え切っていなければ、 金額しだいで結構応じてくれるものです。
ところが、Cさんにはすぐに頼める相手も見つからず、時間が必要とのことでした。
しかし、競売の魔の手はまってくれず、リミットが近づいてきます。 そこで、弊社が買主となることにしました。
結果
債権者との交渉の結果、1850万円で買い取ることになり、弊社よりCさんは自宅を賃貸することになります。残債の1950万円は、金融機関よりサービサーに債権譲渡され、自宅の所有権を失ったCさんは、他に資産もなくサービサーと弊社のアドバイスの下、粘り強く交渉し、100万円で債務免除を勝ち取りました。
自宅は、弊社より約9ヶ月間賃貸した後、Cさんの奥様の弟さんが協力者となり、弊社より買戻しをされました。
もちろん弊社に対し、買戻しの際は利益を供与いただきましたが、残債のうち 1850万円を棒引きにすることができ、自宅も現在の適正価格以下で買い戻すことができました。